コンサルタントコラム 2019/11/26

【第3回/全5回】2020年、経営者に抑えて欲しい「 5つ 」の投資ポイント

  アミューズメント支援部

今週一週間、月曜日から金曜日まで、5回にわたり、
「 2020年、経営者に抑えて欲しい「 5つ 」の投資ポイント 」と題して、
下記、内容で配信しています。
 
【第1回(11月25日号)】スロット6号機対策/渡邊
【第2回(11月26日号)】禁煙(分煙)対策/徳村
【第3回(11月27日号)】採用・組織戦略/西川
【第4回(11月28日号)】ぱちんこ企業における新規事業対策/奥野
【第5回(11月29日号)】2020年型、新規出店・リニューアル/渡邊
 
 
今回は【第3回(11月27日号)】採用・組織戦略/西川、をお送りします。
 
2020年の組織戦略における、
経営者の投資テーマは(お金と時間の使い方)
「 超・えこひいき人事 」です。
 
まず、営業面においては
 
1.不採算店舗の整理
2.旗艦店や好調店へ投資の集中

 
を行う1年となります。
で、これが、そのまま組織戦略にも当てはまります。
 
1.不採算人材の整理
2.エースやエース候補へ投資の集中

 
これが「 超・えこひいき人事 」です。
具体的には、
 
1.時流適応できず、自己改革できず、
  その理由において業績貢献できていない店長(上位役職者)の異動や降格
2.エースを旗艦店に異動
3.ポテンシャル社員の抜擢

 
です。
 
古いタイプの店長人事に関しては、
「 長年貢献してくれているから 」と
「 他に任せられる人材がいないから 」が、
経営者が決断しない、よく耳にする理由です。
 
この理由を盾に、店長(上位役職者)人事にメスを入れない経営者は意外と多いです。
が、そのことによって、業績が下がり続けているというのは、誰の幸せでもありません。
2020年以降の情勢においては、その盾が、致命傷になりえます。
 
 
では、直近3年間の経営者の組織戦略のテーマは、何だったでしょうか?
それは、全国全業種、間違いなく「 採用ファースト 」でした。
人不足時代に時流適応した、採用モデルを自社に導入することが
至上命題だったわけです。
 
 
2020年は、このテーマが変わります。
「 採用ファーストから、超・えこひいき人事ファースト 」です。
 
 
ちなみに、採用ファーストとは、
 
1.経営者自身がプロジェクトのリーダーになる
2.営業のエース人財をプロジェクトメンバーに参画させる
3.自社を採用マーケティングに適応させる

 
に、経営者が決断し投資すること、でした。
 
この3点を抑えた企業が、採用に困らなくなったわけです。
逆に、ここを抑えてきない企業は、未だに、そして今後も採用難が続きます。
 
 
では、2020年の「 超・えこひいき人事 」です。が、
次の3つがポイントになるでしょう。
 
1.経営者が3年後のビジョンを、これまでの3倍語り続ける
2.時期に拘らず、人事を行う。才能を抜擢する
3.アルバイトへの、超・えこひいき教育プログラムをスタートさせる

 
店長でも、エース店長(業績を上げる)と守り店長に分けることになります。
で、エース店長は、業績アップと次世代エースの英才教育に、
めいっぱい時間を使ってもらいます。
そのためには、一般的な店長業務を外すことです。
この様な、体制を整えることも、超・えこひいき人事です。
超・えこひいき人事とは、ただの好き嫌い人事のことではありません。
 
 
最後に。
意識している経営者は少ないのですが、経営者が英断する人事は
「 社員に一番伝わる、経営者からのメッセージ 」です。
経営者には、売場だけではなく、このような採用・組織戦略の
トレンドも抑えておいてほしいと思います。
 
 
皆様と経営相談で会える日をお待ちしております。
 
 
▼無料経営相談会▼
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※なお、今回の、(無料)経営相談会の締切りは
「 12月1日(日)23時59分まで 」です。ご注意ください。

担当者
アミューズメント支援部

船井総合研究所のアミューズメント支援部。ぱちんこ店舗運営を本業とされている経営者様、ぱちんこ店舗運営からの多角化・撤退をご検討されている経営者様を対象にコンサルティングを展開しております。