《オンライン勉強会のご案内》スロットスーパーバイザー育成ポイント

船井総研の瀧華です。
お付き合い先が休業中に取り組んでいることの一環で、
新たなＳＳＶ（スロットスーパーバイザー）の育成に着手しています。
 
今後、２０円スロットを起点とした営業を再設計することを考えられている企業も多い中、
ユーザー心理の理解に長けた人財が客数シェアを上げるキーにもなってくるでしょう。
 
ＳＳＶを輩出していくには、発掘→抜擢→育成のフローがあります。
今回は「　育成　」のところで、何を行っているか書かせていただきます。
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育成しているポイントは大きく３つです。
(１)市場データの把握
(２)機種ごとの設定分析、提案
(３)販促のタイミング、デザイン考案
 

(１)市場データの把握

基本の分析事項としては、その市場におけるカテゴリーごとの客数比率や、店舗ごとの客数シェアです。
こういった数字を毎月追いかけるのも大事です。
 
ただ＋αでやっていることとして、プロユーザー・一般ユーザーに分けて分析したり、
競合の抽選～オープン直後まで参加して記録をつけている方もいらっしゃいます。
 
特に競合の集客日であれば、朝一の着席状況や販促、機種別のリセット状況まで細かく見ています。
直近だと、２０２０年２月前半と休業前１週間と休業明け１週間を比較した市場データの整理は必須になります。
 

(２)機種ごとの設定分析、提案

休業期間中にここを見直す企業もありました。
売上を増やすための設定変更のタイミングと処理、粗利を増やすための設定変更のタイミングと
処理の２パターンを店舗にある全機種で作成しています。
 
そして細かい機種別の設定に関しては、
全国データや自店の設定別アウトをもとに決める方も多いと思います。
 
ただＳＳＶには全国データを一切参考にせず、
機種のスペックと自店のデータだけを見て設定を判断している方もいらっしゃいます。
結果的に他の競合が絶対にやらないような設定配分が功を奏してか、
ユーザーとの駆け引きがうまくいっている店舗もあります。
 

(３)販促のタイミング、デザイン考案

本来は外部販促で全力を尽くしたいところですが、現在はＮＧです。
なので店内販促の見直しをかけています。
今年～来年にかけて、機械のラインナップでの差別化がどんどん難しくなります。
 
そのような背景もあり、求められているのは機種の魅力を最大限に引き出すことができる販促です。
個人的には６号機の１番の難点は、プロユーザーと一般ユーザーとの情報ギャップだと感じています。
 
プロユーザーが情報に詳しいので高設定は離さない、やめるゲーム数を間違えない、
結果的に一般ユーザーが低設定しか座れない、全く当たらないゲーム数を回し続けるといったことになっています。
一般ユーザーにも情報をもって打ってもらえる販促も必須になってくるでしょう。
 
以上の３点を上げさせていただきましたが、育成の１番のポイントは
経営者、部長、本人が本気になってやれるかどうかです。
 
お付き合い先のＳＳＶの話を伺っていても、
これまでと全く違う働き方になったので他の従業員の方の目が気になるという声もよく聞きます。
 
ただそれを乗り越えて会社全体、店舗全体のスロットを引っ張っていける人財になったところが、
想像以上の業績アップにも成功しています。
 
ぜひご参考になれば幸いです。
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