既存台の「売却」or「継続設置」どっちがオトク?のDX
「中古売却価格が急降下する前に売却すべきだった・・・」と悔やむ機会は一年に数回はあるはず。今回は、そんな判断に役立つDXの取り組みについてご提案させていただければと思います。
目次
1. 中古機売買価格を決めているのは「機種評価」だけではない
一般的に、中古機売買価格は「年間相場」と「機種評価」という2要素で形成されています。
例えば、ゴールデンウィーク商戦の準備を進めるにおいて、2~3月というのは中古機相場は上がり傾向になります。
そして、それが落ち着いたら全体的に下がる。この「年間相場」は年々上下幅が大きくなっている傾向があります。
ので、急ぎではない場合、遊技機売却タイミングは「年間相場」を意識すべきです。
加えて、「機種評価」はもちろん中古機売買価格形成の最重要要素です。
それは、需給バランスを測る「販売台数」。
導入後の「稼働実績」や「獲得粗利実績」。
「スペック」も「機種評価」に影響される項目でしょう。
遊技機に関するご担当者様は、それらを頭の中で包括的に考えて、粗利率や適正台数などをご判断されていると思いますが、それをDXで進化させませんか?というのが今回のご提案です。
2.ディープラーニング機能を活用した遊技機撤去の判断指標について
皆様が頭の中で考えていることはディープラーニング機能を活用して数値化。
DXが時流となり、そんなことができる時代になりました。
いわゆる“勘ピューター”を数値化することで何が得られるかと申しますと・・・
①「設置を続けた場合の累計獲得粗利見込」と、「高値で売却した際の利益」のを日々数値で比較することが可能になる
②ディープラーニング機能で学習を積むことで中古機価格急降下の予測精度を高めることができる
もちろん、上記の要素以外にも様々な要素で中古機売買価格は変動しますから、100%の的中率は困難です。
ただ、始めは60%程度だった的中率が65%、70%・・と精度を高めていくことは可能でしょう。
3.「遊技機の総資産」+「累計キャッシュフロー」で二年回収を意識した経営とは?
話は変わりますが、弊社のご懇意先様に「遊技機の総資産」を意識しながら経営されている法人様があります。
明日、お店を閉店したならば、自社に設置している遊技機はいくらになるのか?を常に意識されている法人様です。
もちろん、「遊技機の総資産」を少しずつでもいいので増やすことを意識されていて、少なくとも「遊技機の総資産」を減らすような機種選定は×という方針を継続されています。
その法人様では、「新規店舗への初期投資」を、「累計キャッシュフロー見込」と「遊技機の総資産」で何年回収できるか?を常に意識されています。
「累計キャッシュフロー見込」+「遊技機の総資産」では、長くても2年回収、できれば1年回収が目安。
そんな目安をお持ちなので、「粗利率」の設定に余裕が生まれるのです。
業績が順調に推移していたり、遊技機選定に成功し、予想以上に回収が早まりそうならば、「粗利率」を下げる。
粗利率を下げることで集客が増え、売上が伸びる。
このような好循環を意識している企業様です。
「遊技機の総資産」を意識することでホール経営のやり方が変わるという事例としてご参考いただけましたらと思います。
遊技機の選定というのは、未導入機種を何台導入するか?という工程と、設置機種をどのように撤去していくか?の工程があります。
どちらも、遊技機投資に重要な工程。
特に、遊技機の撤去判断に成功すれば、新たな機械購入の投資原資が増えます。
ので、新台評価と同じくらい(かそれ以上に)撤去判断の精度を高めることは重要。
それにディープラーニング機能を活用し、DXしていく。
そんなホール経営のやり方をご一考いただけましたらと思います。
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