「スマート遊技機」を機に資金調達に成功する方法
シニアコンサルタント 奥野 倫充
7月19日(火)、スマート遊技機フォーラムにお招きいただき、講演機会を頂戴しました。
ウェビナー視聴者約4000人、来場者約300人という人数に加えて、会場にはホール業界団体各社の理事長が全員勢ぞろい。
スマート遊技機の普及に向けたパチンコ業界の本気度再認識できた機会でもありました。
また、聴講いただいた方々からの声は
①未来が明るいと感じれる機会でとても良かった。
アイディアピッチコンテストもやる。また、基幹店の図面を早速引き直している
②スマート遊技機を活用した新業態案が面白かった。社内では「アニメ×スマート遊技機」が高評価
など、一定の反響をいただけた次第です。
反響をお聞きするに、少なくとも、後ろ向きなご意見は少し払しょくできたのでは?と感じております。
「スマート遊技機」を機とした資金調達事例
また、講演でもご提案したのですが、スマート遊技機をビジネスチャンスとして活かそうと
模索されているパチンコ法人が多くあります。その中の一つが、多額の資金調達を模索されている某社です。
メインバンクの某地銀とは疎遠になっていたのですが、スマート遊技機を機に復縁。協調融資にてパチンコ法人某社の年間粗利金額と同程度の
資金調達額を目指しておられます。融資実行直前の段階ですが、現在地は調達額。そして、金利の調整段階で、融資の実行はほぼ間違いなさそうです。
そんな事例にて、皆様に共有したいのは、メインバンクの某地銀の動向です。ポイントは、スマート遊技機を融資のチャンスと認識されたこと。
多数の業種に携わる銀行としては、パチンコ業界の動向は知る由がない。ので、パチンコ法人から伝えることが必要なのだと思います。メインバンクとの心理的距離間が疎遠になっている企業様も多いと思うのですが、スマート遊技機を機に、その距離感を縮める努力をされるのはとても有効と思います。
ちなみに、金融機関業界は、金利ビジネスから手数料ビジネスにを模索する時流があるとのことでした。金融機関における手数料ビジネスとは?と疑問に思う方も多いと思うのですが、具体的な資金調達方法も含めて、この解説はパチンコビジネス経営研究会・8月例会の午前講座にてお願いできればと思います。
「スマート遊技機」のチャンスを逃す企業とは?
遅かれ早かれ、パチンコ業界の遊技機は「スマート遊技機」に変更されていきます。「スマート遊技機」のおかげで様々なDX推進も叶いますし、省人化、省エネ等も推進される。既存店の設備変更は多額の負担になってしまうのですが、それを除けばやはりメリットが大きいです。今はメーカー各社が取り組み先行している状況ですが、パチンコ法人各社やホールスタッフにおかれましても「スマート遊技機」を積極活用していく方がプラスが出てくると思われます。
そんな現在地において、スマート遊技機を後ろ向きに捉える企業と冷静な観点で活かそうとする企業の格差はやはり大きい。「設備投資が高い」や「CR花満開のような機種が出ないと普及しないのでは?」と捉えている企業様は、様々な経営効率改善が後手になります。実質、思考停止になっているからです。実際、先ほど事例に挙げた企業のような資金調達準備などは動けない。後ろ向きに捉えているだけでチャンスが逃げていく感じです。
ただ、「盲信」「盲従」も良くないと思います。敢えて導入しないという選択も有効で、「スマート遊技機」が普及するという環境変化を前提とした中で自社としてはどのようなビジネスチャンスを狙っていくか?そのあたりも8月例会にてご提案させていただければと思います。
8月例会では「パチンコ法人の資金調達成功事例」をご提案
金融機関の審査基準とは?の解説も含め、パチンコ業界の与信が下がっている中、資金調達に成功する方法を次回の例会ではご提案させていただければと思います。無料お試し参加も受け付けておりますので、もし、お時間がございましたら是非オンラインにてご参加くださいませ。
パチンコビジネス経営研究会
信州大学卒業後、1996年に船井総合研究所に入社。1998年より、パチンコホールのコンサルティング支援に従事。ホール企業、メーカー、販社へのコンサルティング活動を展開中。コンサルティングのビジョンは、パチンコ業界の成長発展に貢献すること。著書は『マルハンはなぜ、トップ企業になったか?』『会社の業績を10倍にする番頭さんの仕事のルール』がある。プレイグラフにて『短期ホール立て直し術』を連載中。プレミアムメルマガを週に一回配信中。