光熱費高騰問題の解決策あれこれ
シニアコンサルタント 奥野 倫充
皆様こんにちは。私事で恐縮ですが、お盆期間の一週間、息子と娘を実家に預けておりました。
親があれこれ世話を焼かない生活を体験し、
身の回りのことは自分でやることの大事さを気づいて欲しかったんですね。
ただ、実は、最も勉強になったのは我々親の方でした。
息子・娘の躾ができていないことをたくさん気づく機会となりました。
親の方に問題ありですね・・。
話は本題となりますが、今回のメルマガは「光熱費高騰問題」について。
課題が長期化、恒常化すると思われる中、どのように対応したらよいか?の一助になればと思います。
目次
節電アイテムの付け焼刃で間に合うのか?
言うまでもなくですが、
光熱費が相当に上がっています。
会員様各社のお話を聞くに、
「+60億円の支出になった」
「下手したら昨年対比1.5倍以上になる」
と、あまりの負担増にも関わらず、
手の打ちようがない・・という状況です。
「光熱費高騰で潰れるパチンコ法人が出てきてもおかしくない」
とおっしゃる方もいますが、
おおげさでなく現実味を帯びる話とも思います。
ちなみに、先日の情報交換会では「パワーガード」
という節電アイテムが会員様同士で注目の商材となっていました。
他にも様々な節電アイテムが情報交換されましたが、
ただ、今のままでは、
光熱費高騰をカバーできるのは利益を溶かすことだけ。
その節電アイテムをもってしても負担増をカバーできない状況です。
ということで、次回の10月例会(パチンコビジネス経営研究会)では、
光熱費高騰問題をどのように対処すべきか?
を取り上げさせていただければと思います。
船井総研のエネルギー支援部に協力を仰ぎ、
光熱費高騰問題に対応するあれこれをご提案する予定です。
ご参考いただけましたら幸いに思います。
屋根上の太陽光発電について
10月例会にてご提案させていただく内容の一つが屋根上太陽光発電の選択についてです。
様々な商品がある中、どれを選んだらいいのか?
という悩みに関してご提案させていただければと思います。
一度設置すると、当分の間変更ができない。
屋根上太陽光はそんな商材なので、
十分な情報収集をしてから決断をすべきです。
そんな皆様の決断の一助になればと思います。
ちなみに、船井総研のエネルギー支援部いわく
「屋根上太陽光に精通している業者はごく一部に限られる」
とのことです。地上設置の太陽光よりも、屋根と電気の知識と経験が要る、
とのことでした。
また、欧州をはじめ世界的にニーズが高まっているため、
「設置したくても資材の調達に時間がかかる状況」とのことでした。
船井総研エネルギー支援部のコンサルタントからは、
「業者選びと時期には注意が必要」
とのことでした。
他にも、「初期投資が0円だが20年間変更できない商材」
「駐車場にも設置できる屋根上太陽光発電」
など、様々な商材があります。
それらのメリット・デメリットを整理。
加えて、補助金関連も情報整理させていただければと思います。
消費電力は自分で発電 ~発電所ビジネスに参入~
加えて、ご検討いただきたいのが
「自社の電力は自社で発電する」
という発想です。屋根上で発電できる量は少量。
それで賄いきれるものではないので、
遠隔地にて風力発電や太陽光発電ビジネス
に参入するという発想です。
遠隔地で発電した電力を自社で消費することはもちろん、
売電も可能。そんなビジネスモデルを
提供している弊社ご支援先があります(エネルギー関連企業)。
果たして、遠隔地で発電した電気を簡単に運べるのか?
そして、その量は?設備投資の総額や回収目安は?
など、気になる事ばかりですが、
このあたりは船井総研エネルギー支援部のコンサルタントから
提案をしてもらうようにしようと思います。
日本においても、
光熱費高騰問題に端を発し、
原子力容認の議論が出ています。
付け焼刃でなんとかなるという発想ではなく、
社会全体のインフラや仕組みを見直さないと・・
という発想は個人的に賛成です。
事業経営のリスクは当然ありますが、
それ以上に、事業能力のある企業様には
「自社の経営にもプラス。そして、社会全体にもプラス」
という事業に是非挑戦していただきたい。そう思います。
専門コンサルタント+パチンコ法人同士の情報交換機会を有効活用ください
光熱費高騰問題に関してご提案させていただく機会は
10月6日のパチンコビジネス経営研究会にて。
船井総研エネルギー支援部コンサルタントからのご提案はもちろん、
その後にあるパチンコ法人各社の情報交換機会も有意義と思います。
お試し参加も可能ですので、ご興味のある方は是非のご参加お待ちしております。
2022年 パチンコ業界時流予測レポート
信州大学卒業後、1996年に船井総合研究所に入社。1998年より、パチンコホールのコンサルティング支援に従事。ホール企業、メーカー、販社へのコンサルティング活動を展開中。コンサルティングのビジョンは、パチンコ業界の成長発展に貢献すること。著書は『マルハンはなぜ、トップ企業になったか?』『会社の業績を10倍にする番頭さんの仕事のルール』がある。プレイグラフにて『短期ホール立て直し術』を連載中。プレミアムメルマガを週に一回配信中。