【ヒト不足企業様必見!】地方の人不足解消の一手は、デジタルと〇〇!
アソシエイト 臼井 大地
こんにちは。
株式会社船井総合研究所の臼井と申します。
今回は施設のデジタル化と生産性向上の取り組み方に関してお届けいたします。
本コラムの最後に「モデル旅館・ホテル視察クリニックセミナー」のご案内もございますので、ぜひ最後までお読みください。
こちらのコラムをお読み頂いている方の中には、「地域に根差した店舗”だからこそのデジタル化・生産性アップのポイントを知りたい経営者様」、「店舗型施設のデジタル化最前線を体験・視察したい方」という方もいらっしゃるかと思います。
一方で、「しかしそんなにうまくいくのか?」「投資したはよいが失敗するリスクはないのか?」「まわりでデジタル化や生産性向上に関して取り組んだがうまくいっていない、という話を聞いた」など、少し気がかりになっている方もおられるかと思います。今回はコロナ禍の今でも、業績を拡大し続けている”元湯陣屋”様について紹介します。元湯陣屋様がなぜデジタル化や生産性向上に関して成功したのかを3つのポイントに絞ってお話をさせていただきます。
1.お客様(過去も含めて)の情報を従業員全員に共有し、接客の際には必ずお客様情報を基に対応
元湯陣屋様では女将やスタッフの頭の中にしか無かった顧客情報をシステム上に蓄積します。その結果手書きの手間を省き、重複や漏れなどのトラブルも防止し、いつ・誰が・何を変更したかの履歴も残るようになります。そしてスタッフ全員がお客様カルテから先読みして細やかな「おもてなし」を実現し、受身から積極的な接客を実現し、顧客満足度向上に繋がります。
2.社内・外部による接客研修や新卒・中途採用向けの定期的な研修・検定による接客力向上施策
新卒や中途採用をした社員向けに研修を週1~2回実施し、手厚くサポートしています。また検定(実技と座学)を実施し、習得状況を確認・フォローアップを実施しています。そして得意な業務から任せて独り立ちを促進することで早期戦力化に成功しています。
3.変形労働時間制の導入や夜警廃止・内製化などの働き方の改革
マルチタスク化・DXを進めることで業務の効率化に成功しました。その結果変形労働時間制の導入につながり、週休3日制を実現しました。さらに夜警を廃止し、夜勤を実施しました。またおしぼりの洗濯などの業務の一部を内製化しました。これにより夜の間に社内の業務を進めたり、外注費用の圧縮に繋がりました。さらに板場のような職人も労働時間を管理することで、全社的に効率化を進めることができました。
この度10月17日に、「モデル旅館・ホテル視察クリニックセミナー」を現地開催いたします。
セミナーでは今回メルマガで取り上げた成功事例の深堀以外にも好業績を実現する、舞台裏を大公開します!高生産性を実現するバックヤード・接客の現場や厨房などの視察でしか見られない現場を実際に見学・体験していただきます!デジタル化の取り組みを検討している方はもちろん、高生産性・高稼働率・高単価の施設のポイントを自分の目で確かめたい方もぜひご参加ください。
モデル旅館・ホテル視察クリニックセミナー
開催日時:
2022/10/17 (月)@元湯陣屋様(小田急電鉄小田原線の鶴巻温泉駅下車徒歩10分)
グランピング専門のコンサルタント。グランピングの成功事例の行脚数は100施設を超えている。より早く、より確実に成果を出すために全国のグランピングの成功事例を集め続けており、成功事例の数は業界でもトップクラスである。都市部はもちろん過疎地でも成功する事例など幅広い成功事例を持っている。