コンサルタントコラム 2023/10/5

【20店舗クラス経営者のゲスト講演つき】2024年1月の業績は、今から3か月間の4円パチンコ部門の出来で決まる

シニアコンサルタント  徳村 英志

9月の営業結果を踏まえ、地域1~3番店くらいまでのお店は、
ますます、スロットは投資する方針、一方でパチンコはどうするべきか?なんとかスロットの業績アップ分でカバーできないかな~と考えてホール様が大半です。

9月を終えるまでに、昨年と比べ、
「 企画日の増加&企画日での粗利アップ 」
「 ジャグラー(or30パイAタイプ)部門の、総IN枚数、総粗利のアップ 」
に成功したお店は年末年始に向け好材料。

反対にL北斗やカバネリの業績ダウンとともに、スロット業績がダウンしている店舗は、
年末年始に向けても苦戦すると感じています。
このような、お店は、12~1月のスロットの新台ラインナップがイマイチ、パチンコの新台の方が魅力的では?と感じていても、スロットの新台で勝負!というお店が多そうです。

お伝えしたいのは、年末に向けて、
「 スロットの良い新台が出ない、パチンコの方が良い新台が出る 」
「 だから、パチンコの方が業績が上げやすい 」ということではありません!

パチンコを頑張っている感を出し続けた方が、スロットでの仕掛けの成功確率が上がる
というイメージです。

反対に、極端に言えば「 スロットだけ 」を頑張っている感での仕掛けは成立しないのでしょうか?

結論は、成立はしますが、成果が出やすいのは、自店より上位のお店ともユーザーの行き来がある地域3番店までだと感じています。

で、上記の内容に全くピンとこないホールは、
「 8月のPガンダムSEEDを大量に導入して成果が出ていない 」
という共通点がある傾向が高いです。

で、そのようなお店の方に、
「 なぜ、eREゼロやシンエヴァもPガンダムSEED同様に大量導入したいのですか? 」とお聞きすると、
「 PガンダムSEEDを大量導入しても、パチンコ業績が上がらなかったので・・・
eREゼロやシンエヴァならイケそうだと感じていまして・・・ 」
と、お答えされるホール様は、結局、eREゼロや、シンエヴァを導入しても、同じような感想を導入後におっしゃっている可能性が高いです。

で、なぜ、そのような結果になるのか?ということが根本的に大切なことですが、
「 あくまでスロットがトレンドなので、パチンコ新台は粗利運用するからでしょ 」
「 そもそも、やっぱりスペック含め、そこまで進化してないからですね・・・ 」
が、要因ではないということです。

この真因に気づいているかどうか?が分岐点といっても過言ではないです。

言い方を変えると、eREゼロや、シンエヴァの導入のタイミングで、パチンコ部門を起点に、店舗全体業績を上げられるお店は、
実は、PガンダムSEED やeSAOの導入タイミングでも、パチンコ部門を起点に、
店舗全体業績が上げられていたお店だというのが答えになります。

違う言い方をすると、
PガンダムSEED やeSAOの導入タイミングで、店舗の業績が上がっていない店は、eREゼロや、シンエヴァの導入のタイミングは、さらに業績が上がらない、どころか、下がる可能性すら十分にあり得ます。

では、直近のパチンコ新台で、店舗全体に業績アップに反映させられているお店と、そうでないお店の違いは何だったのでしょうか?

パチンコ新台を店舗全体の業績アップに反映させることができてるお店の理由は、
「 自店のパチンコユーザーが、スマスロに移行しながらも、引き続き自店のパチンコを遊技し続けているから 」です。

言い方を変えると、今年の8月まで、パチンコ部門の業績を粘れていたお店が、9月のeSAOの導入後も好調で、店舗全体の業績アップに繋がっていた傾向が高いです。

そういったお店は、直近で言うと、パチンコを遊技していたユーザーが、スロットに移行してる中で「 来店頻度アップ 」「 投資金額アップ 」に繋がり、月間での総客数の増加にも繋がっています。

で、店内移動が起こるということは、間違いなく店舗間移動も起こっており、既にその流れが激化しているエリアも増えています。

つまり、そういった市場では「 競合店からの4円パチンコユーザーの集客 」という視点での業績アップにも着手できる可能性がますます上がってきています。

しなしながら、パチンコ新台においても、今後1機種で、4円パチンコ台数の5%以上設置、現状の「 エヴァ未来よりも設置できるか? 」というと難易度は高くなります。

さらに、今から「 100万円クラスのReゼロ鬼がかりや、eSAOを中古購入すべきか? 」と言うと、
地域3番店クラスでは、成果は薄い可能性が高いです。

言い変えればパチンコ新台における適正台数の現状とは、「 最低でもパチンコ部門の業績を維持できる 」が目安であると同時に、その状態以上を達成するには、スロット部門との回遊ノウハウ、競合店からの集客ノウハウが、スマスロ導入以降で、確立できているかどうか?が分岐点になっています。

10月13日(金)に、初開催させていただく「 スマパチ・スマスロ時代 ローコスト業績アップモデルセミナー 」にて、メインで取り上げさせていただく事例においても、やはり初期の業績アップの起点は「 戦略・戦術の見直し 」でした。

やはり、どのような市場・ポジションでも、業績アップに向けた一番の阻害要因は「 思い込みや、過去の成功体験をなぞった施策よるミス 」が圧倒的に多いです。

さらに言うと、そのようなミスが発生しやすい組織や育成体制が原因であるにもかかわらず、そこの重要性に気づけず経営している企業が大半とも言えます。

そして、このような負の連鎖が起こりやすい経営・営業体制は、投資の膨らむ幅が想定以上になっているスマート遊技機時代において致命傷になる可能性が高いです。

大切なことは、スマート遊技機時代において、どう業績を上げるか?よりも、
どのようなポジション、市場においても、
「 ミスをしない、言い変えれば自滅しない営業ストーリー・シナリオが組める・実行できるか組織になっているか? 」を再確認して頂きたいと感じています。

「 スマパチ・スマスロ時代 ローコスト業績アップモデルセミナー 」では、
特に地元で3店舗以上、500~800台クラスの店舗を大手企業と競争環境にある中で経営されていて、まずは今より月粗利1,000万円以上を上乗せし、月利益も1,000万円以上を上乗できる状態を目指したい企業様向けに、向こう6ヶ月~1年は結果が出せる営業方針・戦略はもちろん、組織戦略の部分までお伝えさせていただきます。

スマパチ・スマスロ時代 ローコスト業績アップモデルセミナー

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担当者
シニアコンサルタント
徳村 英志

特に「 5~15店舗 」クラスの店舗ごとの市場・競合環境、台数別に応じた、その「 お店のポテンシャルを最大化させる増客増粗ストーリー 」を最短最速で達成できる戦略策定を得意としており、その戦略実行による結果を通じて「 店長クラスの営業スキル(計画力・実行力)の向上を伴った人財育成 」を達成させる営業支援を得意としている。