えっ!もう、エヴァ16、Lバジ絆が使えなくなっているのですか・・・
シニアコンサルタント 徳村 英志
1月15日以降に多く相談を頂くのが、「 エヴァ16、Lバジ絆の稼働が急降下・・・によって、粗利額も一気に減りました・・・ 」というお店は、今年2024年の業績(粗利はもちろん、利益はもっと・・・)の先行きは怪しいと感じています。
で、これを「 エヴァ16、Lバジ絆という機械が結果的に悪かったのでは・・・ 」という結論を出しているお店は、営業力はもちろんですが、その土台にある人材力や組織力に問題あるのでは?と感じています。
言い方を変えると、
「 エヴァ16、Lバジ絆を遊技していたユーザーが、面白くないから、お店に来なくなった・・・ 」と思われたお店なのか?
「 エヴァ16、Lバジ絆を遊技していたユーザーが、面白くないけど、他に魅力的な商品、売り場、企画があるから、お店に来店し続けよう 」と思ってもらえたお店なのか?
が、はっきりしたタイミングであっただけだと感じています。
例えば、Lバジ絆を1つを取り上げても、
①「 低設定&リセット 」の粗利型
②「 高設定&リセット 」の集客型
③「 低設定&リセット無 」の朝一ユーザー集客型
④ ①~③を組み合わせた集客型
など色んな型がありますが、①が不正解、②~④が正解 という訳ではなく、狙っている数字や状態、客層・客質、競合の戦術・戦闘レベルによって、正解・不正解が変わるだけの内容ですが、それらの当て嵌め方に差が出ているだけの差です。
で、その当て嵌め方を間違うと、、、
200台の20円スロット部門の昼夜平均ピーク稼働率が40%、営業時間が同じお店でも、
終日のIN枚数が9000枚弱で維持できているお店と、8,000枚くらいまで低下したお店に二極化しています。
これが同じ玉利45銭だった場合、月間の20円スロット部門粗利で言うと300~400万円の差になっています。
上記の延長線上で、よく後者の低下した8,000枚くらいに相談時に出るのが、
「 L機の粗利が取れない結果、スロット部門の粗利が取れていないのですが・・・ 」という内容ですが、私が分析すると、『 スマスロを増やしすぎているお店が20%、型が間違っているのが60%、そもそもの運用レベルが低い20% 』といった感じです。
で、機種起点の型1つをとっても、
①ジャグラー起点型:玉利35~55銭、IN枚数±0~500枚、一次商圏シニア層平日ユーザー固定化
②ヴァルヴレイヴ起点型:玉利30~45銭、IN枚数±1000~1500枚、二次商圏ヤング層高単価ユーザー集客
③北斗起点型:玉利30~40銭、IN枚数±500~1000枚、一次商圏ミドル土日ユーザー集客&固定客化
といった型を現状ルール化しているのですが、
例えば、20円スロット玉利は50銭以上でないと予算が達成しないんです!と計画しているお店の型が、②や③を実施されている状況を聞くと、
「 そもそも、その計画を達成できない可能性が高いことをされているのですが・・・ 」といった返答をさせて頂くケースが増えています。
今年度も、4月に噂されている(仮)L番長をはじめ、スロット起点での業績アップに取り組まれる企業様が多いと思いますが、12~1月を踏まえて自店の勝ち筋が、より明確化できた?不安の方が増えた?ことの再確認の参考になればという結論でございます。
本コラムを最後までご覧いただきましてありがとうございます。
今年度スロット起点の業績アップに向けてさらなる意見交換やヒントをご要望のホール様は、船井総研までご相談・ご連絡頂ければ幸いです。
特に「 5~15店舗 」クラスの店舗ごとの市場・競合環境、台数別に応じた、その「 お店のポテンシャルを最大化させる増客増粗ストーリー 」を最短最速で達成できる戦略策定を得意としており、その戦略実行による結果を通じて「 店長クラスの営業スキル(計画力・実行力)の向上を伴った人財育成 」を達成させる営業支援を得意としている。