【第2回/全5回】2020年、経営者に抑えて欲しい「 5つ 」の投資ポイント
シニアコンサルタント 徳村 英志
今週一週間、月曜日から金曜日まで、5回にわたり、
「 2020年、経営者に抑えて欲しい「 5つ 」の投資ポイント 」
と題して、下記、内容で配信しています。
【第1回(11月25日号)】スロット6号機対策/渡邊
【第2回(11月26日号)】禁煙(分煙)対策/徳村
【第3回(11月27日号)】採用・組織戦略/西川
【第4回(11月28日号)】ぱちんこ企業における新規事業対策/奥野
【第5回(11月29日号)】2020年型、新規出店・リニューアル/渡邊
今回は【第2回(11月26日号)】禁煙(分煙)対策/徳村、をお送りします。
御社において、2020年4月~予定されている「 全館禁煙化 」は、
「 経営課題 」もしくは「 営業課題 」の
どちらの視点で捉えていますでしょうか?
営業課題として捉えている企業の特徴としては、
「 直前で考える 」「 なってから考える 」「 そもそもならないのでは? 」といった
「 後回し 」の価値観や対応が多く、
そもそも、対策や判断すら現場に一任しているケースが多いです。
一方、経営課題として、向き合っている企業は、
すでに準備、場合によっては「 先行投資 」をして、
ポジションアップを目指している企業もあります。
なぜ一部の企業では、
そういった決断や、「 先行投資 」ができているのでしょうか?
それは、経営者自身が2021年以降に勝ち残る視点から逆算して、
「 スロット6号機対策 」「 禁煙対策 」「 2021年の撤去対策 」といった
経営課題に対して点ではなく、線で捉え、決断をしているからです。
そういった企業で共通しているのは、ユーザーの心理・欲求を企業として、
よく理解をされており、その結果、年内から対策、投資をされていく企業も多く存在します。
「 なぜこのタイミングなのか? 」
それは、今、ホールで遊技されているユーザーを多くが、
『 全館禁煙化になることを、知らない 』からです。
このユーザーが知らないという事実を知って
「 その通りですね 」となるか、「 えっ?そうなの? 」となるかで、
既に2020年度の経営の差が出ており、
この状況を理解していないマズさを一言で言うと、
「 営業戦略の選択と範囲を間違える可能性が高くなる 」ということです。
なぜ、間違えるのかと言うと、
仮に4月~全館禁煙化ということになると、
近年、4~5月の業績や仕掛けは、
近年で言うと1月よりも利益が残りやすくなっている
8月の業績に直結しやすいタイミングだからです。
逆に言うと、8月の業績を最大化させようと考えた場合、
最低でも、4~5月の仕掛けが重要だということです。
こういった背景を理解している企業では、
少なくともすでに自店に来店されているお客様には、全館禁煙化が施行されても、
自店の店内で喫煙ができることを知ってもらうために、
すでに店内に喫煙ブースを設置して
「 遊技台以外でも喫煙できることを浸透 」
させることを実施されています。
対策は他にも存在しますが、最低でもすべきことは、
自店のユーザーの喫煙ユーザー、非喫煙ユーザーの客層、客質の調査分析をもとに、
経営者と現場で、経営、営業方針を一致させて
対策開発会議を実施しているかどうか?です。
対策・開発会議の議題の一例として、
「 喫煙ユーザー、非喫煙ユーザーのどちらを優先する対策を行うのか? 」
仮に喫煙ユーザーを優先するなら、さらに
「 紙巻タバコと電子タバコのユーザーの割合 」によって、
喫煙ブースやルームの数や質に違いを持たせる必要があります。
特に500~800台くらいの中型店はこのタイミングを上手に活用することで、
ポジションアップも狙える半面、ミスをすると、ポジションダウンを招く可能性があり、
経営課題として捉えることが大切になります。
最後に、これらを経営者自身が、経営課題と捉えて、2019年内に、
2020年以降の経営方針・戦略を構築する1つの機会として、
(無料)経営相談会を実施させていただきます。
皆様とお会いできることを楽しみにしております。
▼無料経営相談会▼
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※なお、今回の、(無料)経営相談会の締切りは
「 12月1日(日)23時59分まで 」です。ご注意ください。
特に「 5~15店舗 」クラスの店舗ごとの市場・競合環境、台数別に応じた、その「 お店のポテンシャルを最大化させる増客増粗ストーリー 」を最短最速で達成できる戦略策定を得意としており、その戦略実行による結果を通じて「 店長クラスの営業スキル(計画力・実行力)の向上を伴った人財育成 」を達成させる営業支援を得意としている。