コンサルタントコラム 2019/12/24

新台購入での2台、4台購入は「 損 」です

チーフコンサルタント  岩佐 直文

【第1回/全3回】ショートセミナー無料視聴できます。
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お世話になっております。
船井総研パチンコチーム経営コンサルタント岩佐です。
 
本日は、4円Pの集客部門へ投資予算を捻出するための
遊技台導入についてお伝えします!
 
この導入を実施したホール様では
 
【実施前後3ヵ月平均4円P月間業績数値】
~Before~
設置台数:150台
稼働:7,200発
台粗利:2,200円
機械代:300万円/月
導入台数12台(新台6台+中古台6台)
~After~
設置台数:150台
稼働:8,000発 +800発
台粗利:2,000円 -200円
機械代:200万円/月 -100万円
導入台数12台(新台3台+中古台9台)
 
という数値になりました。
 
機械代を約100万円削減した後に
その資金で自店の海コーナーへ投資し、
利益維持で稼働アップを実現しました。
 
では、この事例をもとに
(1)新台導入(2)中古台導入の順で解説していきます。
 
まず、新台導入に関しては、
「新台入替は1台、5台を基準に導入!」
というのが結論です。
 
2019年に導入された4円P新台の多くが
寿命稼働期間は6~7週間ほど、
獲得粗利は20万円~30万円ほど、
の推移をしてきました。
 
2018年に導入された4円P新台を振り返ってみると、
寿命稼働期間は8週間~、
獲得粗利は50万円~、
でした。
 
比較すると新台の投資対効果は下がっていることが明確で、
現在、50万円の新台を購入しても投資回収はできずに撤去・・・
ということはお分かりだと思います。
 
また、
会員企業にて、競合店より1.7倍の台数を導入しても、
客数シェアアップできた機種は、ほぼありませんでした。
つまり、店内移動、新台入替週の自店客の来店頻度アップ止まりで
攻めの台数を導入しても増客にはつながらなかったです。
 
この“投資回収できない”&“客数シェアアップできない”
攻めの新台導入は営業において大きな負担でしかありません。
 
新台の導入で大切なのは、
初週客数比率5~8%予測機種で5台
初週客数比率1~3%予測機種で1台
を目安に適正台数を導入することが重要です。
 
業績を上げているホールの営業担当者は
この新台導入台数に関して、判断時間は5分くらいです。
 
では、何に時間をかけているか?
「 投資対効果を最大化する中古台選定 」
です。
 
これは、店内移動しか見込めない
2~3台購入していた新台を1台に減らし、
捻出した機械代で中古を購入するという流れです。
 
この流れをつくることで投資回収を達成しながら、
入替台数を確保することができ、
集客部門への投資が可能になります。
 
中古機の選定基準は
・市場で今後伸びてくる、稼働が見込める
・自店商圏、競合店における導入状況
・自店のメイン客層が回遊しやすい

などの指標と、
中古価格と獲得粗利の回収期間
です。
 
さらに、上記の指標を用いるために、
・現行全機種の支持率推移
・自店商圏の全台調査
・自店会員の回遊データ

を全て把握します。
 
今稼働を上げている機械担当者は
新台の試打などではなく、ここに時間を割いています。
 
この機械代を最小限に抑えるための新台と中古台選定を解説するセミナーを
2020年1月に開催します。
ご興味がある方はぜひいらっしゃってください。
 
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4円ぱちんこ売上・客数減少ストップセミナー
https://sem.funai777.jp/seminar/053930/
 
日程:2020年1月24日(金)
時間:13:00~16:00(受付開始12:30~)
場所:船井総研 東京本社
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担当者
チーフコンサルタント
岩佐 直文

船井総研に入社後、パチンコ業、旅行業、旅館業、イベント企画業、広告代理業のコンサルティングに従事する。 船井幸雄の教えである「競争から共生へ」をモットーに、中小ホールに向けて「 戦わないで、儲かるビジネスモデル 」を提案している。 幅広い余暇産業のコンサルティングをしている経験から、余暇産業の異業種事例をパチンコ業へ活用することも得意としている。