300台時代にパチンコ事業を撤退したA社のその後は?
シニアコンサルタント 奥野 倫充
本日は、パチンコ事業を撤退したA社を事例にてご紹介致します。
約40年前に飲食店のスタッフから独立。
その後、飲食事業に加えて、
宿泊事業とパチンコ事業を展開した企業A社の経営者A氏と
懇意にさせていただいております。
ただ、そのA氏は、約25年前300台時代にパチンコ事業を撤退。
500台クラスへの増台するというパチンコ事業への追加投資と、
別業種事業への投資を天秤にかけた結果、後者を選択された方になります。
パチンコ事業を撤退した後、
しばらくは飲食店と宿泊事業の2業種展開だったのですが、
その後、
「カラオケビジネス」
「ゴルフ場ビジネス」
「ゴルフ練習場ビジネス」
「チケット販売ビジネス」
「商業不動産ビジネス」
と、次々に新たなビジネスに参入。
不良債権を買い取り、
自社で業績を伸ばすという
コングロマリット経営を実現されています。
また、ご自身では10戦5勝4分1敗と振り返っておられますが、
新規参入業種に関しては、負け戦にはしないのがとても上手です。
そして、中にはバリューアップした事業を
高値で売却するご経験もされています。
そんなA社の今を形成しているきっかけは、
約25年前における300台→500台
へのパチンコ事業への再投資を断念されたこと。
これが転機で、コングロマリット経営へシフト転換することになりました。
私は、A社のA氏とお話しする度、
「多くのパチンコホール経営者に、A社のようなコングロマリット経営を目指していただける!」
と確信します。
というのも、パチンコ事業は多額の再投資が要ります。
2021年以降、A社が断念された300台→500台への再投資
とは比較にならないくらいの多額な費用が必要です。
ただ、それを検討できる資金余力がある。
そして、人的資源も備えておられる。
今のパチンコ法人様各社においては、
約25年前のA社よりもはるかに経営能力も高く経営資源もお持ちの企業様が多いと思うのです。
そんなことを強く思うこともあり、
この度は「パチンコ事業の承継」
をテーマにしたセミナーを開催させていただくことになりました。
本セミナーが、皆様の良き転機となり、
A社のような飛躍のきっかけをご提供できれば幸いに思います。
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【webセミナー】ぱちんこ事業における事業承継解説セミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/061972
日にち:
(1)2020/07/21 (火)
(2)2020/07/28 (火)
時間:17:00~19:00
(受付16:30-)
場所:オンライン(PCがあればどこでも可能)
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信州大学卒業後、1996年に船井総合研究所に入社。1998年より、パチンコホールのコンサルティング支援に従事。ホール企業、メーカー、販社へのコンサルティング活動を展開中。コンサルティングのビジョンは、パチンコ業界の成長発展に貢献すること。著書は『マルハンはなぜ、トップ企業になったか?』『会社の業績を10倍にする番頭さんの仕事のルール』がある。プレイグラフにて『短期ホール立て直し術』を連載中。プレミアムメルマガを週に一回配信中。