コンサルタントコラム 2021/10/28

パチンコ専門店は成立するのか?

リーダー  瀧華 啓貴

直近2年間での新規出店を見ていると、郊外大型店が目立ちますが、興味深い業態もあります。
それがパチンコ専門店や、設置の8割以上がパチンコでの出店です。
4,5年前なら正直難しかった業態ですが、今後成立するかどうかの予見も含めて書かせていただきます。

結論は、「 10万人商圏の駅前立地なら成立する 」と考えています。

第一にパチンコ専門店、パチンコ8割以上設置でうまくいっているのは駅前商圏です。
その上で4円Pを主体に営業していく場合、一番ネックになるのが、本当にパチンコだけを遊技するためにお店にきてくれるのかというところだと思います。
その観点でいうと、4円パチンコのみを遊技される方だけで構成するのは無理です。

成立する考え方としては、
①競合店でスロットをされている方をお昼以降にどう集客していくか
②これまでスロットをメインに遊技していた仕事帰りユーザーを、パチンコへ誘導する
の2パターンになってきます。

そのため店舗間でのユーザーの回遊が見込める駅前商圏でしか成立は難しく、エリアでの商圏人口・駅としての集客力(複合施設など)・競合20円Sの集客に依存する形になってきます。

賃料等のランニングコストが抑えられる場合は、1円P主体での営業を視野に入れられます。かつ商圏人口も10万人は必要なく、5万人クラスでも可能です。1円Pの場合はスロットとの回遊を考えずとも成立できます。甘海の攻略・掘り起こしのハードルさえ乗り越えれば、機械代を考えても安定した収益が見込めます。

営業ベースで考えておきたいのは、時間当たりの粗利金額・利益率です。
パチンコでごく一般的な利益率を想定してみても、客数1人あたりにしろ、1時間あたりにしろ粗利金額はスロットよりも大きくなります。
ここが最大のメリットになってくるのがパチンコではないでしょうか。
100台で30人のスロットよりも、100台で25人のパチンコの方が売上・利益は残しやすいと考えています。
今後の機械状況から考えても、新規出店や業態変更後の定着もスロットよりイメージが湧きやすくなっています。

今回駅前商圏のパチンコ専門店、パチンコ特化型の店舗に関して書かせていただきました。
ハイリターンが見込める出店方式ではないですが、安定した収益は見込めます。

これまで商圏としては好条件だけど、台数規模が足りないからスルーしていた物件が検討の余地に入ってきますし、ジャグラーが手に入りそうにないから出店を考えていないケースも解決できるかもしれません。また、既存的の業態変更という観点でも考え直せます。

11月のセミナーでは、実際の店舗をベースに駅前商圏における最新の出店形態に関してお伝えさせていただきます。
皆様のご参加ぜひお待ちしております。

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担当者
リーダー
瀧華 啓貴

スロットの業績アップに特化したコンサルタント。学生時代は週に5日間遊技。現行300機種のスペック・演出知識は船井総研トップクラス。超・ユーザー視点からの3ヶ月で業績アップスタイルが経営者から支持されている。バラエティ・ジャグラーを軸とした即時稼働アップ、LINE・SNSを使った広範囲に向けた集客が武器。