コンサルタントコラム 2021/11/12

機械評価とハイエナ

アミューズメント支援部

これまでのコラムでは、5号機の完全撤去後は『人材』で業績が決まる時代が来るとお伝えしました。
今回は、6号機の機械評価の注意点と機械評価は現役ユーザーに任せた方が良い点に関してお話しさせていただきます。

5号機と6号機の大きな違いに有利区間があります。有利区間とは簡単に言うとユーザーが有利になる区間。
もう少し踏み込むとATやARTといった指示機能に関わる抽選が行われる区間を指します。

設定変更や天井、ゾーンを狙う人を業界では一般的にハイエナと呼びます。
5号機のハイエナは主に天井を狙いです。当然リセットやゾーンも狙います。
お店の販促で天井ゲーム数やゾーンを記載しているパターンもありスロットにあまり詳しくないユーザーでも恩恵を受けることが出来ました。しかし、今問題になっているのは6号機のハイエナです。
6号機のハイエナは、上記の狙いと有利区間の仕様を狙います。特に有利区間が複雑で理解しているユーザーが少なく、理解している一部ユーザーのみが得をしているという状況です。

有利区間の仕様の恩恵が強烈な機械は特に新台導入直後に荒らされる傾向にあります。例を上げると南国育ちやチバリヨ、絶対衝激、鉄拳デビルなどです。
新台期間中は美味しいゲーム数も多く拾えるため、新台ユーザーとハイエナがこぞって遊技し、導入後2週目～4週目のアウトが高い場合もありますが、
新台ユーザーが離れ通常の稼働が落ちてくると美味しいゲーム数を拾えなくなっていき、ハイエナの遊技も減ります。
そのような場合は急激なアウト減少が起こります。

導入後直後のアウト評価から新台の再販や高額中古を購入したけれど、1カ月後の導入時には稼働がないパターンってありませんか？
そのパターンは数字のみで機械評価をしているパターンです。6号機の機械評価は5号機よりも段違いに難しくなっています。

ただそのような中でも一般ユーザーに支持される機械はあります。
データ判断でなく実際に遊技して面白いと感じた機械は、初動が悪くても長期で使える場合もあります。

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