コンサルタントコラム 2020/7/8

「不況に向けたデジタル化戦略」

シニアコンサルタント  中井 将司

皆さまこんにちは。
船井総研の中井です。

前回のコラムではマネジメント領域でのデジタル化についてお話しました。
本日はマーケティング領域のデジタル化に絞り、お話しできればと思います。
なお前回コラムは下記になりますのでご興味をお持ちの方は是非お読みいただけると幸いです。
https://funai777.funaisoken.co.jp/consul_column/line20200629/

マーケティング領域のデジタル化は単なるWEB集客や顧客情報分析ではありません。
それらはあくまでデジタル化に向けた一歩目です。デジタルツールを使うだけでなく、
それらを自動化し、より高精度に行えるようになって、デジタル化と言えます。

(×)デジタルツールを用いた集客(WEB集客、会員情報分析など)
(〇)デジタルマーケティング(会員情報を活用したマーケティングの自動化)

前回お伝えした通り、コロナ後の不況で大事なことはいかに収益性を戻すかです。
そういった状況下で多くの法人が注目しているのがデジタルツールを活かした収益力の強化です。

まずその第一段階がデジタルツールを活かした既存のマネジメント業務の人時生産性向上です。
そして第二段階がデジタルツールを活かしたマーケティング業務の収益性アップになります。

マーケティングのデジタル化は単なるデジタルツールの導入ではありません。
WEB集客などのデジタルツールの導入はあくまでアナログマーケティングで、デジタル化の一歩手前の状態です。
が、その第一歩目さえまだできていない企業が数多くございます。

本日のコラムではその第一歩目に何をすべきか、二歩目として何をしていくかをお話します。

まとめるならば
一歩目 デジタルツールを用いた集客(WEB集客、会員情報分析など)
二歩目 デジタルマーケティング(会員情報を活用したマーケティングの自動化)

【事例】
WEB集客で20円S稼働7,500枚→9,000枚
こちらの事例ではアナログの集客手法からランディングページ×WEB集客を活用し、1,500枚の稼働アップを実現しました。

こちらの店舗では以前はチラシやLINE、DMのみ実施しており、全く集客数が伸びていませんでした。
そこで、さらなる集客を図る為に既存のチラシを辞めランディングページを活用したWEB集客に変えました。

では、なぜそもそも集客できていなかったのか?
その原因は来店して欲しい競合店ユーザーに伝えたい内容が伝わっていないことでした。
LINEやDMはあくまで自店の常連客、既存客専門の販促手段です。
しかし、競合店客に向けた集客を実施できておらず、その結果集客数が伸びていなかったのです。
集客数アップには常連客向けと競合店客向けの両軸を精度高く実施することが必要になります。

そこで取り組んだのがランディングページです。
ランディングページで競合店のユーザーに配信し、伝えたい内容、施策を確実に伝えきれるようにしました。
その結果、競合店からの集客に成功し、稼働アップを実現したのです。

ここで重要な事が既存のポータルサイトではなく、ランディングページを使用したことです。

ランディングページとは、すべての情報の分析ができる超万能な自店サイトだと思っていただければと思います。
ページに訪問した人がどこに住んでいる人か、何に興味があるか、どの機種が好きかまで分析できます。
そのため、ターゲットに狙いを絞りWEB広告を配信できるのです。

まとめるならば下記です。

【従来の自店サイト】
・分析不可能
→来店可能性の高いユーザー、ユーザー属性が判別不可能
・ぱちんこユーザー全体に対して広告配信

【ランディングページ】
・分析可能
→すべて分析し、集客の改善が可能
・集客したいターゲットに絞った広告配信が可能

従来のサイトでは100人のユーザー全体に配信し、その中で1人を来店に結び付けるための配信になります。

が、ランディングページでは分析により、100人の中から来店可能性の高い10人に絞り、
その10人の興味に沿った内容を送ることで10人全員の来店に結びつけることが可能になるのです。

これがデジタル化までの第一歩目です。
二歩目のデジタル化で取り組むポイントは顧客情報を活用したマーケティングの自動化です。
自店の会員情報をすべてセグメント別に自動的に分析し、その属性別のお客様に対し、
最も適切な手段で集客をすることが実現できます。
今まで人の手で一つ一つやっていたことがすべて自動化され、より高精度に行えるようにすることが
マーケティング領域のデジタル化になります。

今回ランディングページを活用したデジタル集客の手段をお話しました。
セミナー当日は自店会員来店を1.2倍にするCRM活用、マーケティングの自動化についてもお話致します。

最後にセミナーの案内です。
今回、急遽ぱちんこ企業特化デジタル化セミナーを実施させていただくこととなりました。
この不況で売上が減少する中で人時生産性を上げ、高収益体制に変化することが必要です。
ご興味をお持ちいただけた方は是非下記よりお申し込みください。

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不況期対応、デジタル化で業務の無駄を80%カット!
【ぱちんこ企業特化型デジタル化セミナー】
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/063124

【webセミナー】ぱちんこ企業特化型デジタル化セミナー

日時:7月15日(水) 時間:10時~12時
7月16日(木) 時間:10時~12時

第一講座「高収益デジタル経営の実現に向けて」
(1)高収益・高生産性を実現するデジタル時流を当日初公開!
デジタル化に成功するための秘訣は○○!
(2)自店顧客リピート率1.3倍を達成!
収益化を加速させるデジタルマーケティングの本質とは?
(3)業務の無駄を80%以上削減した事例多数!
高生産性を実現するバックヤードのデジタル化を公開

第二講座「デジタル化集客事例30連発」
(1)ランディングページ活用でコスト1/3・客数1.2倍を達成!
2020年のデジタル集客の新常識を公開
(2)リニューアル×ダイレクトWEB集客で広域集客を実現!
地域一番店への成功ストーリーを公開
(3)台データ情報×ダイレクトWEB集客で特定カテゴリー育成実現!
機械に頼らないオリジナル高稼働コーナーの作り方を公開!

第三講座「まとめ講座」
ぱちんこ企業特化のデジタル化の全貌を初公開!
高収益・高生産性を実現するカギは○○

場所:オンラインのため、各社各店舗のPCやスマホにて
料金:一人につき15,000円(税抜)
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こちらはオンラインセミナーです。スマホや事務所のパソコンで受講となります。

皆様の参加をお待ちしております。

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担当者
シニアコンサルタント
中井 将司

大学を卒業後、船井総合研究所へ入社。 入社後はアミューズメント業界、製造業の支援に従事。 現在はアミューズメント支援部にてバラエティを基軸としたスロットの業績アップ支援やWEBを活用した集客支援など幅広く取り組んでいる。