コンサルタントコラム 2023/3/27

スマスロ北斗で失敗しないためのWeb集客②

シニアコンサルタント  中井 将司

船井総合研究所の中井です。
いつも業績UP!船井流パチンコ情報をお読みいただきましてありがとうございます。

本日は前回の私のコラムに続き、GWに向けスマスロ北斗で失敗しないために取り組むべきポイントを解説いたします。前回は新規客を集客するためのWeb集客の話をしましたが、今回は北斗導入時に離反戻しを行うための施策についてお話しします。

北斗導入時に見るべきKPIは?

 まず初めに北斗導入時に目標設計として見るべき項目についてお話しいたします。それは過去5号機で離反した会員の何人が戻ってきたか?です。もちろん北斗導入時の商圏内での客数シェアや自店の総客数、また北斗自体の稼働などの基本的な項目については当たり前の話ですが、KPIとして設計しなければいけません。しかし北斗に関してはそこに追加で、過去の離反客からの戻り人数をぜひKPIとして設計し、離反客の呼ぼ戻しに注力いただければと思います。
この話をした際に、皆様の中には「過去の5号機撤去時に離反した顧客が本当に戻ってくるのか?」という疑問を感じられる方もおられるかと思います。結論をお伝えすると、直近の話題機、特に犬夜叉や新鬼武者、沖ドキGOLD、またスマスロヴァルヴレイヴなどの導入タイミングで過去客に向けて適切な販促を行うことで離反戻しに成功している支援先企業が多数存在します。

離反戻しに成功するために

 では具体的に何に取り組むべきか?その答えはSMS(ショートメッセージ)です。SMSについては過去コラムでもお話ししておりますが、ある二つのルールを守ることで離反戻し、また既存の来店会員の来店回数の増加、つまり顧客単価最大化につなげることが可能となるのです。
本日はその具体的なルールについてお話しします。

 その具体的なルールは下記の2点です。
①会員属性(遊技嗜好×来店頻度×来店単価)ごとのセグメント配信
②LPを活用した配信

本日はこれらの内容について簡潔にお話しいたします。

SMS集客成功のポイント

先ほど下記の点が重要とお伝えしました。
①会員属性(遊技嗜好×来店頻度×来店単価)ごとのセグメント配信
②LPを活用した配信

一つずつお話しできればですが①のセグメント配信については、全会員へ同じ内容を一斉配信するのではなく、各会員ごとに内容を分けて配信しましょうという話です。セグメントを分けて送るという当たり前のような話に聞こえるかと思います。しかし、これはただ単にスロットとぱちんこの遊技客に分けましょうレベルのものではありません。来店頻度(超常連客~月2,3回来店)や遊技嗜好(6.5号機遊技、スマスロヴァルヴレイヴ遊技)などをより細かく分類し、配信をするということを指しています。
例えば今回の北斗導入のタイミングでいえば、ある支援先では①初代北斗遊技×直近来店なし②初代北斗遊技×直近でも来店③5号機撤去時に離反×凱旋orハーデス客④5号機撤去時に離反×初代バジリスク絆客⑤5号機撤去時に離反×現在ぱちんこをメインで遊技といったセグメントに分け、①~⑤それぞれのセグメントに別々の内容を送り集客を図る予定です。これは沖ドキGOLDの際にも同様に複数のセグメントに分け集客を行いましたが、それぞれでニーズは異なり、来店動機ももちろん異なります。それらの客層にただ新台が入りました!と伝えても集客はできません。SMSで集客するには会員データをより細かく分析し、それぞれのユーザー層のニーズに沿った内容を送ることが重要です。

また②のLPを活用した配信というのは、ただ70文字ほどの文章だけで送っても集客はできないということを指します。SMSを実施しても効果がなかったという店舗の多くは、会員ごとのLPを用いず、ただ文章のみのSMSを配信しています。しかし、SMSで成功している企業、特に私のご支援先で実施しているものは100%各会員ごとのLPを付与できるものを使用しています。ここについてはツールを変えるだけで解決するものですので、北斗導入に向け準備を進めてもらえればと思います。

最後に

 今回はSMSで離反戻しをするために必要なルールをお話させていただきました。北斗など話題機導入のタイミングは離反客を復活させるチャンスになります。
今回は簡潔に成功のルールをお話ししましたが、今回実施するセミナーでは北斗導入~GW集客成功に向けて取り組むべきポイントをより具体的にお話しいたします。GWで集客最大化を図りたい企業様にとっては有用な内容かと思いますので、ご興味をお持ちの企業様がぜひご確認いただければと思います。

【Webセミナー】GW集客最大化セミナー

 

担当者
シニアコンサルタント
中井 将司

大学を卒業後、船井総合研究所へ入社。 入社後はアミューズメント業界、製造業の支援に従事。 現在はアミューズメント支援部にてバラエティを基軸としたスロットの業績アップ支援やWEBを活用した集客支援など幅広く取り組んでいる。