【 最新事例 】 年間店舗数-10%時代の「 生涯顧客 」の作り方
船井総研の中村です。
最近、ある店長様からこんな話がありました。
「位置情報の媒体を使って競合店との回遊とか来店回数のデータをとってるんだけど、
レポートよくわからないのでとりあえず、毎月よかったか悪かったかだけ聞いてます。」
「その時は、なんていう回答が返ってくるんですか?」と聞くと、
その媒体社の担当は「よかったと思います」と答えるそうです。
最近、このような店舗が多いように思います。
要するに、アミューズメント業界にも新しい技術や手法が少しづつ入ってきて、
取り入れてはみるものの、それが「 どう業績に結び付くか? 」をイメージできていない、という状態。
こういった媒体を実施してみてわかることは、実は、客数データからすでに何となくわかっている情報なのですが、
「 最新 」という言葉に惹かれて、「 実施しているだけ 」になりがちです。
時代の流れが速く、情報を得る手段は進化していますが、
「 業績を上げるためのデータ活用の仕方 」が流れに追い付いていないのかもしれません。
私はもともと自動車業界と不動産業界の広告代理をやっていましたが、実は、
ほかの業界と比較しても、アミューズメント業界は超貴重な顧客のデータが信じられないくらい豊富に取れます。
顧客一人一人が予約もせずに、1回の来店で2万3万という金額を使う業態なんて他にありませんし
装置産業なので取引情報が細かくわかります。
レシート(購買データ)が10円で売れる時代に、非常に豊富かつ貴重なデータが潤沢に取れるのですが、
しかして、顧客のデータとして活用できている企業は体感では1%に満たないと感じています。
事例を見ても、これらのデータをいち早く活用することが、
店舗数-10%時代に業績を上げる大きなヒントであると確信しています。
では、どのように活用している企業が成功しているのか?
というと、
実際に業績を伸ばしている店舗は、大手と同じ「 稼働 」、「 利率 」という概念を捨てて、
例えば、自店に月20回以上来てくれる「 顧客 」1人1人を見ています。
客数や機種別の稼働など同じデータを見ていれば同じ結論(戦略)ですが、
違うデータを見れば当然違う結論(戦略)になります。
つまり、見ているデータの時点で大手や競合と差別化ができているということですね。
「 顧客 」の1人1人が、なぜ来店し続けるのか?
なぜ自店を「 選んでくれているのか? 」がわかれば
そこに勝ち残るマーケティングのヒントがあるのかもしれません。
実際にその月20回以上来店する顧客にインタビューをしてみるとなかなか面白く、
「 家が近いから 」「 帰り道だから 」 というのは入口で、
もっと深く聞いてみると
「 ~さん(スタッフ)の接客がいいから 」
「 タバコのにおいがこの辺だと一番少ない 」
「 面白い景品が多い 」
など意外とユニークな答えが返ってくることもあります。
市場がどんどん縮小していき、新規ユーザーが増えにくい昨今、
こういった1人1人のデータ、言葉に傾聴することこそが重要なのかもしれません。
それに気づいている店舗はすでにデータを活用し、
「 生涯顧客 」をいかに早く作れるか?を念頭において取り組んでいます。
気づいた時がチャンスの時、皆さんもぜひ顧客データを取り入れた事例を知って、活用してみてください。
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船井総研では、上記のような顧客マーケティングを会員データから行い、
実際に月粗利+800万を達成した店舗の先行事例を公開します。
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